お墓を継承する方がいないときには散骨をする選択肢も

  • 静かに広まる散骨という選択

    • ひと昔前までは、お葬式と言うとお通夜を行って大勢の弔問客が訪れて、翌日には本葬を行うという段取りになっていましたが、最近では家族葬などの小規模なお葬式が静かに広まっており、伝統的なお墓を持たないという選択も増えてきました。



      散骨の歴史は浅く、1990年代ごろから容認されてきたものです。
      現在でも散骨はまだ少数派ではありますが、実はメリットがあるということも覚えておきたいところです。
      散骨の主なメリットはまず、圧倒的に費用がかからないということが挙げられます。



      そして費用の面だけでなく、さまざまな理由でお墓に入りたくはないという人の生前の希望を叶えてあげられるということも、大きなメリットと言えるでしょう。



      こういった散骨のようにお墓を持たない選択の背景には、急激に進んでいる日本の少子化の問題も大きくかかわっているということは否めません。


      ひとりっ子同士の結婚が珍しくはなくなった現在、お墓の後継者問題というのは非常に厄介なものに発展することが少なくはありません。お墓を持たなければこういったことに煩わされることなく子供が自由に生きていけるということを考えている親も多いのではないでしょうか。

      こういった背景を考えると、散骨を希望する人は今後ますます増えていくのではないでしょうか。「終活」という言葉が世間に認知されつつある今、自分がどのように埋葬されたいかという問題に、各々が向き合う時期にきているのかもしれません。

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